さすらいのハル、異論反論日記

ドラマや映画、漫画やニュースに言いたい放題言わせて頂きます。

お金を稼ぐことと遣うことの相関関係

      働くことが好きな人と嫌いな人っていますよね。嫌いな人の方が多いか?私は12月になりこの一年を振り返ってみました。そのうちにネット上通販サイトで突然タイムセールが始まってて、余りの安さについ4,000円も無駄遣いしてしまいました。しかし、一年の振り返りと4000円の出費には相関関係があると思うんです。

      うちは幼少時代〜大学生まで基本ケチな家庭でして、持ち家だし学費も払えるし完全な貧乏ではないのだけど勉強・教養関係と漫画以外一切の出費、とくに交際費と見栄に関する(良い家具、高い家電、高級車、高い洋服など)ことは一切出してもらえませんでした。

      大人になって働き出して、最初にマズイと思ったのはそういう家庭環境もあって、洋服など見た目が見すぼらしいと思われたらどうしようということでした。だから私が洋服にお金を遣うとき真っ先に考えるのは「仕事に着て行って通用するか否か」です。家でうだうだするならジャージでいいしその辺の外出くらいならしまむらユニクロで十分。それだって高いですよ。

    この一年を振り返ると最初に書きましたが、私には4ヶ月無職の時期がありました。就職活動をしなかったのではなく採用されてたのに契約社員なのでレイオフで待機、しかもいつ次の仕事がくるか分からない待機。そして、仕事復帰し今に至ります。私はどちらかといえば働くことがあまり好きでない派なので仕事があろうとなかろうと蓄えさえ尽きなければどっちでもいい。しかし両者を比較して、赤字だったのは仕事をしてからのほうでした。

    仕事が接客業で制服なしということもあるけど、仕事服や仕事がらみで必要な書籍類の出費が半端なかった。仕事に必要な場合500円上限くらいなら経費も自分持ちなことも多いですし。前述タイムセール的な所でも「これ、仕事に来て行ける服なのに990円だって、買わなければ!」的な強迫観念が働く。

    反して無職のときの出費は微々たるもの、厳密には光熱費、通信費(ネットwifi代のみに抑える) などかかりますが基本無料のラジオテレビネットで元々幼少時代からお金をかけてた教養・映画・書籍類はなんとかやりくりできちゃうんですよね。今はアマゾンプライムとかインフィニティ(本読み放題)とか青空文庫、ネットのブックオフにアマゾン中古本、100円DVDレンタルもあるし。服も適当なシャツと毛玉だらけのズボンとかで自分は構わないので。

     仕事をするということは格好良い言い方をすれば社会参加なのだけど、人と関わるからにはよく思われたい。不快にさせてはならない。自分でも自信を持ちたい。要は他人に嫌がられない馬鹿にされない振る舞いを求められる。昔から疑問だったけど、飲み会の類でよくたった一回の食事に五千円〜一万円も使えるな、お前ら!と言いたくて仕方なかったけど我慢。服装は前述の通り。昔出張ついでに仕事の先輩とアウトレットに行ったけど、まあ、ブランドものを次から次へとよく買うこと。そりゃ稼がなければ生活できないわな。

     加齢と共に休みに遊びに繰り出すことも面倒臭くなったので、わざわざ1,800円する映画を見に行かないし年末年始に三倍価格の旅行に行くのもどうかと思うし、根が無気力なんですかね。下戸でジャンクフード好きというのも貧乏体質を加速させてるとは思うのですが。

    前にジャニーズおたくの女の子が高校中退しようとしているところを止めようとしたことがあります。彼女に「高校中退じゃ余り良い職に就けないよ?ジャニーズのCDとかコンサートだってお金かかるよね?」と諭すと「私、そのためなら交通整理だって工場勤務だって耐えられるので。」(注・彼女は水商売とか接客業には向いていない) と答えが返って来た。結局中退したけど、コンサート行けてるのかな?どっちにしてもジャニーズ、人を働かせる原動力になるって、やっぱすげえな。

      とはいえ逆に専業主婦などで節約生活、ミニマリストロハスな生活をしている方とも違うんですよね。欲望は抑えられないのでセール品や100円ショップならガンガン買います。でも、やっぱり赤字なんだよなあ。正社員のときは支出より収入が圧倒的多かったしブラックだったから暇がない分金の使い途もなかったので赤字のメカニズムなど考えたこともなかったのになー。赤字って贅沢病なのか?変な結論になっちゃったな。